弥陀の救いとは何か?
私たちはどんなに怒ってはならないと分かっていても、都合が悪くなると怒りを起こして相手を責めてしまう。
これが業力。業力だから、止まらない。でも、そうやって、怒りを起こして、他人を責めると、その報いによって自分も責められているように感じて苦しむことになる。
そして、その苦しみから他人を責めずにはおれなくなって、また、罪悪を犯してしまう。
これでは、苦から苦の綱渡りで、苦しみから離れることができない。
この苦しみの連鎖を断ち切る力こそ阿弥陀仏の救い。
阿弥陀仏に救われた人はどんなに業力に引かれて怒りを起こしたとしても、弥陀の光によって、こんな報いを受けて当然の自分と知らされる。
すべては自業自得だと知らされるから、怒りも消え、心は蓮の花の上にいるように楽になる。
これが怒りで我を忘れている時に起きるのが、弥陀の救い。
だから、凄い。どんなに煩悩が強くても問題ない。だから、苦から苦の綱渡りをしなくて済むと知らされるから、心はまるで弥陀の浄土にいるように安心して生きてゆかことができるのである。
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