自分の物なのに自分の物じゃない

こんにちは上田です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
自分の物なのに、自分の物じゃない
私が住んでいる世界は、実は自分の物と言えるものは、一つもないのではないかって思います。
なぜなら今、自分の物だと思っている物も、死んでいく時には何一つ持っていくことができない。
今、自分の物だと思っている物はすべてはただ一時的に管理を任せられているだけで、最期は全部置いてゆかなければならない。
だから、自分が働いて稼いだお金もかき集めた財産も、自分の物であって自分の物じゃない。
すべての物は、管理している間だけ自分の物となっているだけなのです。
自分が管理している物だけが、自分の物。
たとえ、どんなに自分の物だと思っていても、他人に管理を任せてしまった物は、自分の物であって、自分の物ではない。
管理している人の物になってしまうのです。
それは自分だけでなく他の人であっても同じです。
自分が持っている物も、自分の物ではないように、他人が持っている物も、その人の物ではありません。
大事なことは誰が管理しているかであり、たとえ自分が働いて手に入れた物でも、管理できなければ人の物になってしまいます。
だから、管理する能力のない人は、一生懸命働いて稼いだお金も他人に管理をされて自分の思い通りにならなくなっているし、世の中には管理システムを作って、自分が働かなくても人を働かせて、そこで得た物を自分の物にしている人もいる。
自分の物は自分が管理している物、他人の物は他人が管理している物。
管理している間だけが自分の物であって、管理できなくなった時から、それは自分の物ではない。
また、どんなにたくさんの物を手に入れたとしても、自分が管理できなければやっぱり、これも自分の物とは言えないのですね。
すべては一時、自分の所にやってきた物。
このことが分かったら、これは自分の物だと執着して苦しむこともなくなるんだろうなって思います。
これが空と言われるものじゃないかなって思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました