見捨てられることに対する不安

よく私は見捨てられることが不安という人がいる。
この人は心の奥底で自分の存在を見捨てられる人間だと思っている。
青色のメガネをつければ、世界は青色に見えるように、見捨てられるというメガネで世界を見ている人は、世界のちょっとした変化も相手は自分のことが嫌いで見捨ててくるのではないかと思って見てしまう。
では、どうして見捨てられるという世界の中にこの人はいるのであろうか。
それは自分の思い通りにしたいという思いが強くて、自分の思い通りにならない感情を見捨てているから。
この人は思い通りにならないものは自分でも他人でも簡単に見捨てる。見捨てるというのは、自分の中でいらない存在にして排除する。排除するから、今度は自分が排除されているように感じて苦しくなる。
この苦しみを解決する為には、思い通りにならない存在に対して否定しても、その人に自分から歩み寄って、謝ってゆくことが必要。
自分から切ったものは、自分から修復する。
ごめんねと言える心が自分の心を救う。
嫌になっても見捨ててはならないのですね。

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