悔いなき人生とは

人間誰しも死んでゆく時に自分の人生は悔いなき人生だったと思いたいもの。それには何度も自分の人生を振り返ることが大切。

では、どうしたら人生を振り返ることができるのか。それは人間誰しも必ず最後には死んでゆかなければならない。その現実が見えて、残された時間が見えた時に、私たちは無性に自分の人生を振り返って、より良い人生にしたいと思うようになる。

じゃあ、より良い人生とは何か。それは未来に向かって何かが残る生き方。今日という一日を終えることによって、何か昨日よりも積み上げているものが残ってゆく。それがより良い生き方ではないかと思います。

悔いなき人生と言ってもより良い生き方の積み重ね。より良い生き方がまず出来なければ、悔いなき人生なんて決してできない。

ところが、この現実世界とは諸行無常。何を手に入れたとしても、やがては自分から離れてゆくものばかり。だから、人生って虚しいし、お釈迦様は人生は苦なりと言われたのだと思うのです。結局、人生とは何が知らされたのか。それが大事ではないかと思います。そして、知らされたことによって生き方が変わり、それが自分の業になってゆく。そして、自分の生き方がより幸せになるような生き方に変わってゆく。

それが悔いなき人生になるのではないかと思います。どんなに長く生きたとしても、自分の人生を振り返ることがなかったならば、今までの生き方が何が良かったのか、何が悪かったのか反省することもない。今の人生がどんなにお粗末であったとしても、それを反省して、少しずつ良くしてゆけば、それによって生み出される自分の人生もより良いものに変わってゆく。これが悔いなき人生なんだと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました