平清盛(6)

こんにちは上田です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回も、大河ドラマの平清盛について書きたいと思います。
忠盛が引き取った子供は清盛と名付けられ、平家の棟梁となるべく育てられる。
ここで色々なエピソードがあったが、一番心に残ったことは、
大人と子供との違いについてです。
清盛は身体こそ大人になったが、心は子供のままで、まるで現実が見えていなかった。
だから、思い通りにならないことがあると、誰かを責めるだけで、
自分の信じる正しい道を自分の力で進んでゆけると自惚れていた。
若い時にはよくあることだが、自分だけは間違ったことをしないで、自分の信じる理想に向かって生きてゆけると思っている。
だから、間違ったことをしている大人を見て、大上段に構えて、そんな間違ったことをしてはいけないと平気で言える。
でも、そうやって間違ったことをやっている人を見て、平気で責めることができるのは、
自分が如何に守られている身であるのか、分からないからであり、
そうやって、正しいと信じることをやっていることが、実は好き勝手に生きていることに気づかないからである。
自分が好き勝手にできるのは、自分の代わりに責任を取っている人があるからであり、
責任を取らないうちは、何でも言える。
あいつのやっていることは間違っていると平気に責めれるし、それで自分は良いことをやっているつもりなのである。
こういう人はまだ、精神的に子供なのである。
清盛はそんな精神的に子供な存在であった。
自分では良いことをやっているつもりだが、実際はまわりの人に迷惑をかけている。
それをただ見守りながら、責任を取ってくれていたのが、忠盛であった。
たとえ子供によって迷惑を受けたとしても、その責任を取るのが、親の仕事だと思うし、そういう環境でこそ、子供はのびのびと育つことができるし、間違いを認めることができる。
そうやって、子供が育つまで責任を取ってくれる人が大人であり、
清盛は父である忠盛に守られながら、いろんな失敗を通して育ってゆく。
私もそういう風に子供を育てたいと感じました。

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