道光明朗超絶せり

道光明朗超絶せり 清浄光仏とまふすなり ひとたび光照かふるもの 業垢をのぞき解脱をう
仏道を明るく照らし、煩悩によって見えなくなった道をまたハッキリと見せて進めるようにしてくれるので、阿弥陀仏のことを清浄光仏と言われるのだ。
私たちが苦しみ渦巻く穢土から穏やかな幸せな世界である浄土へと到達するには、仏道を進んでゆかなければならない。しかし、どんなに仏道を進んでゆきたいと思っても、心が穢れてくると、煩悩が強くなり、いつまでも欲に流れたり、ちょっとのことでイライラしたりして、とても仏道を進めなくなる。
このような時は自分が何の為に仏道を進んでいるのかも分からなくなり、煩悩に振り回されるまま、毎日を過ごしてしまう。だからこそ、こんな煩悩に染まって道が見えなくなったものに、もう一度仏道という道を明るく照らし、見せてあげなければならない。
それが清浄光。
清浄光によって照らされると穢れで煩悩が強かった心も穢れが取り除き、煩悩が少なくなるので、また仏道を勧めるようになる。だから、この穢れを取り除くことを業垢をのぞきと言い、仏道を進んでゆけるので、解脱を得ることもできるのです。

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