私たちは人に迷惑をかけてはならないと思って生きている。
なぜそんなに迷惑をかけてはならないのか?
それは小さい時に他人に迷惑をかけた時に否定されたから。
それはこんな悪いことをしたことを責められただけなのに、受け止めた子供は自分の存在そのものを否定されたように感じる。
だから、自分が否定されたくないから、他人に迷惑をかけないように気を張るようになる。
でも、その子供の心には迷惑をかけたならば、自分の存在そのものが否定されるのではないかと不安が残る。
だから、他人と一緒にいるときは否定されないように迷惑をかけないように気をつける。
でも、どんなに気をつけたとしても、相手はその時の感情で嫌な顔をするときもある。
そうなると、どんなに気をつけても嫌な思いにさせてしまうのではないかと思って、自分は他人から嫌がられるような存在だと思うようになる。
だから、ちょっとしたことでヒステリックになって他人を責めてしまう。
自分はこんなに気を遣っているのに、それでもあなたは嫌な顔をするなんて酷いと言って責めてしまう。
迷惑をかけてはならないと思う人ほど、自分のことを迷惑な存在だと思っているのですね。
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