苦しいのは穢れが溜まっているから

苦しみはどこから来るのか?それは心の中に溜まった穢れによって私の心は苦しくなる。この穢れは吐き出して誰かにぶつけることによって、心は楽になる。だから、心が苦しくなると、誰かを悪者にして、その人に怒りをぶつけて、自分の心を楽にしようとする。一度、相手を悪者にして怒りを起こして穢れを吐き出して楽になった人は味をしめる。また、苦しくなれば、誰かを悪者にして怒りをぶつけたら楽になれると思ってしまう。だから、苦しくなると無意識のうちに楽になりたい一心でまわりの人が悪く見える。つまり、相手のことが悪く見えるのは、その人が悪いからではない。自分の心に穢れが溜まって苦しんでいるから。

たから、相手のことが悪く見えるのは、ただ自分の中に溜まった穢れを吐き出したいだけ。そして、怒りを起こしてこいつが悪いと思っている相手こそ、本当は自分の穢れを受け取ってくれる有り難い存在なのです。だから、苦しいとこの人さえいなければ、楽になれるのにと思ってしまいがちですが、真実から言えば、この人がいるから苦しんでいるのではなく、この人がいようといまいと関係なく、自分の心に穢れが溜まっているからこそ、苦しいのです。だから、この人がいるから苦しいのだと、その相手を遠ざけてしまったのならば、吐き出す相手が無くなって、自分の心はいつまでも苦しむだけ。相手がいるとかいないとかに関係なく自分は苦しんでいるのだという事実に気づかなければならないのですね。

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