至心信楽欲生と

至心信楽欲生と 十方諸有をすすめてぞ 不思議の誓願あらはして 真実報土の因とする
阿弥陀仏に救われるとは、阿弥陀仏から仏の心を頂くこと。この仏の心を至心という。至心が知らされるからこそ、仏様の御心は本当に素晴らしい。私も同じ心になりたいと欲生の心が起きる。この至心が知らされ、至心を敬う心を信楽という。至心が知らされ、至心になりたいと求めてゆくからこそ、至心に私の心が近づいてゆく。この頂いた至心と同じ心に私の心がなった時が真実報土。私たちは真実報土に往生したいと思っても、至心が分からないから、往生できない。だから、ほとんどの人は私は浄土に往生できると思っても、至心に近づいてゆこうと思わず、今の私の心のままでいいと自惚れている。この自分の心を変えてゆきたいと思うのは、至心が知らされなければできない。だから、この至心が知らされる体験こそ、不思議な誓願であり、それによって真実報土に往生することができるようにねるのです。

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