責任者は謝ることが仕事

多くの人は上になったら、楽ができると思っているが、現実は上になったら責任を取らなければならない。
責任を取るとは、よく世の中では、「責任を取って辞任する」という話を聞くが、本当に責任を取るとは、途中で投げ出すことではない。
責任を取るとは、最後まで、自分に与えられた仕事を全うすること。
途中で、他の人たちがやめてしまっても、責任者だけは最後まで投げ出すことなく、最後までやり遂げなければならない。
もちろん、必ずしも上手く行くとは限らない。
でも、上手く行かなかったときは、その時は潔く頭を下げる。
私は責任を取るとは、頭を下げることだと思います。
もちろん、頭を下げたからと言って、何でも許される訳ではない。
それでも、誰かが責任を取って頭を下げなければ、傷ついた者は心が癒されることはない。
頭を下げるのは悪いからではない。謝るのは傷ついた人の心を癒やす為。
その時に大事なことは、傷ついたものは、起きてしまったことは、もう元には戻らないと明らかに見ることが必要。
でも、そう言われても、心が納得しないから、誰かを責めてしまう。
それでも、責めたからと言って、起きてしまったことが元に戻る訳ではない。
だから、起きてしまったことは、起きてしまったこととして、仕方ないと諦める。
それでも、そう言われても、納得できないから、誰かが謝らなくてはならない。
つまり、謝るのは、傷ついた心を癒やす為であり、目の前に起きた現実を受け止める為でもある。
傷ついた心は誰かが謝らなくては癒されない。だからこそ、傷ついた人の心を癒すために責任を取る人が必要であり、責任者は誰よりも謝らなくてはならないと思うのです。

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