自分のことが嫌いだとまわりの人から嫌われているように感じる

心が傷ついている人ほど、誰かを傷つけずにはおれなくなって、汚い言葉を吐く。でも、大人になると、汚いことを思っていても、それを言ったら大変なことになるので、口には出さなくなる。

そして、汚いことを思い続けている自分に嫌悪感を感じるようになる。

このような人は自分のことを好きにはなれない。それはどんなに口に出さなくても、自分の心で思っていることが漏れ出ているように感じるから。

まわりの人は自分のそんな嫌な心を見透かして、自分のことを嫌いじゃないかと思ってしまう。

それは本当は、その人の思い込みなのだが、まわりの人のちょっとした言動が自分のことを嫌いだから、そんなことをするのじゃないかと思ってしまう。

これは唯識。自分のことが嫌いだから、まわりの人も自分のことを嫌いではないかと思って、無意識に避ける。

避けるから、まわりの人は接しにくい人だと思って、距離を取る。それをその人は、ほら、自分の心で思っていることが伝わったから、そうしたんだと思って、ますます汚いことを思う自分のことを嫌いになる。

こうして、このような人は自分の作り出した世界の中でいつまでも苦しみ続けてゆくのです。

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