自分の中に絶対的な神がいて、自分も他人も否定する人は、自分は絶対的な神になることを憧れながら、本当は平凡でも許される世界を求めている。相手のことを否定しながら、それでも否定してきた自分を否定することなく、普通に接してきてくれる相手を求めている。否定する人ほど他人から嫌われるのを恐れる。それは自分の中に平気で相手のことを八つ裂きにできる恐ろしい心があることをまわりの人に知られたくないからだ。そうやって、他人に気を遣っていい人を演じている。その心の中で誰にも言えない。恐ろしい心を抱えている。この人はこんな恐ろしい心を持っている自分だけど、そんな自分も見捨てることなく、受け入れてくれる、そんな相手を求めている。普通ならば、否定したら離れてゆくもの。でも、離れないで自分に好意を持ってくれる相手を求めている。結局のところ、その人の感情は傷ついてボロボロになって、そんな自分の傷ついた心をまわりの人にぶつけて傷つけたいだけ。そして、傷つけても、自分のことを否定せずに受け入れてくれる人を求めている。自分を傷つけてきたとしても、その人の心を救う為にその人のことを大事にしてゆきたいですね。
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