他人から注意をされた時、素直に自分の間違いを認めることは難しいなと思います。
口ではごめんなさいと言いながらも、心の中では、でも~…、と言い訳の心や反発の心がムクムクと吹き上がってくる。
それはきっと注意されることで、自分の存在さえも否定されたように感じるから。
人間とは誰しも自分が正しいと思っていることに従って生きている。そして、正しいことをしているから、まるで自分の人生は間違いないものなんだと安心している。
それが注意されたことで、自分が正しいと思ってきたことが否定されたように感じてしまう。それはまるで自分の人生を否定されたように感じるので、自分の間違いを素直に認めることはできないのである。
たとえ口では悪かったと言ったとしても、心の中では、これはこうだった、あれはああだったと言い訳をして、結局は自分は間違っていないという所に立ってしまう。
だから、自分の間違いをいつまでも認めることはできない。
本当は自分のこんな所が間違っていたんだなと、その部分だけ間違っていたと認めたらいいのに、自分の人生そのものを否定されたと感じてしまう。
それほど私たちは自分の正しさに従って生きているのですね。
この正しさを離れて、相手の注意を聞けたら、この世はずっと生きやすくなるのに。
他人の注意を聞くことは難しいですね。
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