喜びは自分だけで味わうものではなく、自分のまわりの人にも一緒に味わうもの。
それが仏教でいう布施の精神。
たとえば、自分がアイスを食べたいと思ったならば、自分の分だけを買うのではなく、自分のまわりの人たちの分も買ってあげて、一緒に楽しむ。
そういうことに心がけると、今度は布施をした相手も布施をしてくれる。
それは単に物が手には入ったことが嬉しいのではなくて、相手が自分のことを考えてくれたことが嬉しい。
嬉しいから、今度は自分もまた相手の為に何かをしてあげたいと思う。そうやって、幸せの循環から人間関係も深まってゆく。
幸せになりたいと思ったならば、まず自分が布施をしてゆく。そうすれば、相手からも布施をしてもらえる。
これは布施をすることで、一緒に楽しみを味わうだけでなく、布施をしてもらうことで、また、嬉しい。
布施とは、自分がしてもされても嬉しいもの。だから、心がけて布施をしてゆきたい。布施ができる人間って素晴らしいですね。そんな人になりたいものです。
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