寂しさから解放されると

人生寂しさから解放されると途端に暇になる。それは人生のほとんどのことが、この寂しさを埋めるための手段であったことに気付くからだ。
お金持ちになりたいと思うのも、地位や名誉や財産が欲しいと思うのも、自分の存在が特別なものになりたいと思うから。
特別な存在になれば、まわりの人は自分のことを特別な存在だと認めて、大事にしてくれると思うからこそ、私たちはみんなが認める価値を求めて生きている。
価値を手に入れたら、自分は価値のある存在になる。価値のある存在になったら、まわりの人は自分のことを認めてくれる。結局、寂しさを埋めるためにみんな頑張っている。
だから、この寂しさから解放されたならば、今まで自分が大事なことだと問題にしていたことがどうでも良くなる。
手に入れても、手に入れなくてもいいと思ってしまう。だから、自分の価値を失わない為にやらねばならないことがなくなる。自分の人生で縛られるものはなくなり、何をするのも暇だからやるとなる。
人生何をするのも自由。それはやらなければ、失うものがないから。もちろん生きるためには働かなければならない。でも、それも暇だからやる。縛られてない。
暇だからやるから、自分がそれをやりたいと思って楽しみながらやろうと思う。他人から大変でしょと言われても、全然だって、暇だからやっているだけだからとなる。
人は価値に縛られる。でも、縛られるものがない生き方ができると、人生なんて自由なんだと思うようになる。
それからが本当の人生。人生を楽しむのも無駄に過ごしてしまうのも、自分次第。そんな生き方ができるようになるのです。

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