子供は寂しい時には、寂しいと言って親にそばにいてもらおうとする。そんな子供を見て、寂しい時に寂しいと言える子供がいるから、自分も寂しさを解消できているのだと思います。
だから、寂しい時に寂しいと言ってくれる子供の存在は親にとって幸せなことだと思うのです。
ところが、世の中には、その幸せが分からず、自分の欲を優先して、子供の寂しさに付き合ってあげない親がいる。
このような人は寂しさを抱えていながら、寂しいことにも気付かず、寂しさを欲で誤魔化していることにも気付かず、忙しく仕事に走り回っては、その残った時間を欲を満たすことに費やしている。
この欲を断ち切って、子供に付き合ってみてこそ、子供も寂しいように自分も寂しかったのだということに気付く。
子供は小さい時しか、寂しいからそばにいて欲しいとは言わない。その時に子供のそばにいなければ、自分も寂しいことに気付かず、自分の心に目を向けないまま、一生を費やすことになる。
まだ寂しさに気づいている子供の方が、寂しさを忘れてしまった大人よりも、幸せに近いのだと思いました。
コメント