五濁(煩悩濁)

こんにちは上田です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
五濁の二番目、煩悩濁とは何かと言いますと。
私たちは欲望をかきたてることで不安を紛らせようとします。その結果パチンコやショッピングモール、ゲームなど、周りを見渡せば欲望をかき立てるもので溢れかえっている世界を作り上げていくのです。
見濁にあったような思想の濁りから、楽してお金を得ようとパチンコなどに走るのです。
そして煩悩をかきたてている間は現実を見なくて済むので、さらに欲へと走っていきます。
人は思考が止まっていて考えることを放棄し、ただ楽ができたらなぁという思いしかありません。
電車には毎日多くの人が乗りますが、何のために乗っているかというと仕事をしにいくためだったり遊びに行くためだったりします。そこで仕事をするのは何のためかというとお金を稼ぐためであり、そのお金は生活するために使われるのですが、毎日当たり前のように会社に行きます。
休みになると遊びに行くために電車に乗ります。テーマパークやお買い物など、つまらない日常から離れようと遊びに行くのです。
欲へと走る理由は楽がしたいということと現実を誤魔化すためというのがありますが、現実を見なくて済んでいる間は自分の理想のイメージである我を保つことができるので、苦しみを感じません。
苦しみを感じないために欲に走るのです。
世の中に欲をかきたてるものがあふれているのは、それだけ人々の現実を見たくないという思いが強くなってきているのです。
こうして見濁から煩悩濁へと進行し、現実を見ることができない人がどんどん増えていく衆生濁へと落ちて行くのです。

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