できない人を見てダメだなと思う人は、その業力によって、他人から自分のできない所ばかり見られる人でもある。
どんなに他人よりも勝ってできる所があったとしても、まわりの人は自分のできる所は見ずに、できない所ばかりを見る。
そして、できない所を克服して、できるようになったとしても、まわりの人はできるようになった所は見ずに、また、できない所ばかり見る。
この人は自分はダメな人間ではないと頑張り続け、やがて、頑張っても頑張っても自分の理想の通りできないと、自分はこんなできないものだから、ダメな人間なんだと思うようになる。
できない人をダメだと否定する人の心はいつも自分のことをダメだという声なき声が響いている。その心の声と戦いながら、最後にはダメな人間となってしまう。それができない人をダメだという罪悪なのです。
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