自利利他

自利利他とはドングリが大地に落ち、根を張り、成長してゆくようなもの。利他とは成長。自利とは大地に根を張ること。根を張るとは自己について深く知らされること。人はまわりの人に向かうことによって、自分とは如何なる存在か深く知らされてゆく。知らされる前には人生の壁にぶつかり、悩まずにはおれなくなる。これで良かっただろうか。自分はこれからどうやって生きていったらいいかと悩む。その悩みから自然と動かずにはおれなくなり、そこから様々なことが知らされる。人生は悩んだもの勝ち。深く悩んだ分だけ、成長できる。それは他人と向き合うことによってしか知らされない。自分とは何者か知りたいからこそ、他人と向き合い、その人を育ててゆく。そこで人生について悩み、自己が知らされる。これが仏教で教えられる自利利他の教えなのです。

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