自らの手で苦しみを生み出す。

こんにちは上田です。
本を読んでいて心に残ったところを紹介します。
「100%幸せな1%の人々」という本の中の一節です。
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アフリカでは、チンパンジーやオランウータンを生け捕りにする際、
木のウロにバナナや木の実を入れておくそうです。
チンパンジーやオランウータンは、獲物を見つけると穴の中に手を
入れます。その穴はものをつかんで拳を握ったときには、
それを引っ張り出せない程度の大きさになっています。
ですから、手を放せばすぎに逃げられるのですが、一度つかんだ
ものを放そうとしない(執着している)彼らは、生け捕りにされて
しまうわけです。
この話をすると、皆さん、笑い話として受け取るようですが、
もしかしたら、私たち自身がチンパンジーやオランウータンと同じ
ことをしているのではないでしょうか。私たちは、とりたてて
とらわれているわけではないのに、何かをつかんで放そうとしない
ために、あたかもとらわれているように思えるのではないか、
ということです。
「こうでなければイヤだ」「どうしてもこうなってほしい」と思う
ことが執着です。その執着はみずからつかむことから始まって
います。その手を放すだけで、私たちは自由になれるのです。
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この中の「執着はみずからつかむことから始まっています」
ということが驚きと同時に、そうだなって思いました。

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