地獄の業火に身を焼く

一人になると自分を感じられない。自分を感じられないと普通は寂しいと感じるのに、心が穢れると寂しいと感じることなく、欲に流れ、時間を忙殺するようになる。そして、ますます心が穢れるようになる。穢れるとまわりの人が悪く見える。それは穢れを吐き出したいからなのだが、こんな悪い心を起こしたくはないと相手と会わなければ、こんな心を起こすことはないと思って、まわりの人と人間関係を断ち切る。そして、独りになろうとする。でも、独りになるとますます自分を感じられないから、自分を感じる為に怒りが吹き上がる。だから、怒りを起こすか、欲に流れるかになってしまう。一人になりたい時ほど、人から離れてはならない。人と一緒にいて自分を感じなければならない。一人になろうとする心は地獄行きの心。地獄の業火に焼かれ、身も心も丸焦げになってしまう。でも、分かっても一人になると業に引かれ、地獄へと進んでゆく。恐ろしいことですね。

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