見ているようで見ていない

執着とは無常を否定する心。

だから、執着が強くなると、身のまわりでいつも無常が起きているのに、見ているようで見ていない為に、その変化に気付かない。そして、一度自分のものになったものは永遠に自分の元から離れないと思っている。

物も人も離れないと思ったら、大事に扱うことはしない。

それはどんな扱いをしても自分が手に入れたものは変わらないと思っているから。そうやって、自分のそばにあるものを見なくなり、いつの間にか放置するようになる。

物も人も見なくなるとホコリが溜まる。雑に扱えば傷つく。そして、人にやったことは因果応報で自分の元へと返ってくる。

だからこそ、物も人もちゃんと見てあげなければならない。そうしないとその報いが自分の元にやってきた時、苦しまなければならなくなるのです。

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