自分は悪くないと思うからこそ反省できる

私たちは世界を善人と悪人とに分けて見ています。そして、善人は悪人を見下し、どんなに悪人に対して悪いことをして、悪人が傷ついても、悪人は悪いことをしたのだから、自業自得だと思って平気に思って見捨てています。
だから、私が悪いと思うことは、そんな酷い目を受けて当然な悪い人間に自分はなると思ってしまうことであり、そうなったら、反省どころではなく、どうせ自分は悪い人間なんだと思って腐ってしまいます。だから、他人に迷惑をかけたとしても、自分は悪い人間ではなく、善人なんだという思いが大切になってくるのです。自分は善人たからこそ、他人に迷惑をかけることは悪いことをだから、反省して同じことをしてはならないと思うのです。親はきっと注意するときに、お前は悪い人間だと思って注意したと思います。だから、注意された自分は悪い人間にならないように善人であることを証明しようと思ってしまうのです。だから、失敗しても、根本的に反省することはできず、何とか善人だということを証明しようと自分のやり方を押し通してしまうのです。だから、どんなに他人は自分のことを悪人だと決めつけたとしても、自分には悪人じゃないと思ってくれる善知識がいるのだと思って、自分は悪くないと言い聞かせ、反省してゆくことが大切なことなのです。

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