自分の気持ちを受け止めてくれる存在が必要

人は失敗を恐れる。それは失敗した時に吹き上がる感情を自分では処理することができないから。子供は失敗した時や思い通りにならない時に泣く。これは泣いて自分の感情を吐き出しているからだ。この時、そばにいる人が吐き出した感情を受け止めてくれたならば、失敗しても受け止めてくれると安心しているから、失敗を恐れず前に進んでゆくことができる。ところが、幼少期に於いて感情が崩れた時に自分の気持ちを受け止めてもらえなかった人は失敗しても自分で我慢して頑張るしかないから、失敗しても言い訳をしたり、自ら失敗するようなことはしなくなる。そういう人は心の中に色々な感情が溜まっている。そして、大人になって何か思い通りにならないことが起きた時に吹き上がってくる。吹き上がると感情が乱れるから、乱れたくないので、感情が乱れないように乱れないように動くようになる。このような人は本当は自分の気持ちを吐き出して誰かに受け止めてもらわないと心が楽になることはない。でも、吐き出しても受け止めてくれないと思うので、感情が吹き上がっても我慢してしまうから、今度はその押さえつけられた感情が怒りとなって吹き上がる。ここで大事なこと。それは私たちにとって自分の気持ちを受け止めてくれる人は必要な存在であり、そういう人なくしては私たちは幸せにはなれないということである。また、子育てで大事なことは、子供が自分の気持ちを吐き出してきた時は、それを温かく聞いて受け止めてあげること。親は自分の気持ちを受け止めてくれる存在だと思ったならば、子供は親に近付いて自分の気持ちを素直に吐き出してゆくし、そうやって吐き出した分だけ、心も楽になり、失敗してもまた聞いてもらったらいいんだと思えるようになる。

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