穢れは押しつけあえばあうほど苦しまなければならない

苦しいからと言って他人を悪者にして穢れを押し付けていたらどうなるか?

それは自分の中に溜まったゴミをまき散らすようなもので、自分の吐き出した穢れは他人の心に溜まり、環境に溜まり、やがて吐き出しても受け取ってもらえないほど溜まる。

こうなると、自分の生み出した環境にいる人たちはみんな楽になりたい一心で自分の中に溜まった穢れを相手にぶつけようとするので、そこにいる人たちがみんなまわりの人たちを悪者にして怒りを起こし、殺伐とした世界となる。

私たちは幸せになりたいと思って結婚するが、この穢れを自分の中でどうしたら処理できるかという方法を知らなければ、どんな人と結婚しても、穢れを吐き出す為に怒りばかりになって苦しまなければならない。

確かに他人を悪者にして怒りを起こすとその時は楽にはなるが、後で苦しまなければならない。この穢れをどうしたら処理できるか、それを教えられたものが仏教であり、仏教の教えがなければ、私たちは溜まりに溜まった穢れを互いに押しつけあって苦しまなければならないのです。

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