穢れが溜まると

穢れが溜まると、愛欲が強くなる。
いつもまわりの人から自分のことが大事にされているかどうかが問題になって、自分がここに存在していながら、無視されると心が傷つく。
そして、いつまでも相手のやったことが忘れられなくなる。
だから、穢れが溜まると、まわりの人から自分がどう見られているかばかりが問題になって、他人から認められる為に動くようになる。
そして、このように動くと、他人に振り回されるようになるので、自分が無くなる。自分が無くなるとますます他人からどう見られるかばかりが気になって、他人から認められるように、認められるように動くようになる。
でも、たとえ他人から認められたとしても、心が穢れている人は、安心することはしない。もっともっと認めてもらおうと動き続け、心に不安をいだきながら、他人の顔色ばかり気にして生きてゆかなければならないのである。

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