真っ赤に燃えて火の玉になる

無常を否定する人ほど、自分の阿頼耶識の中に業種子がパンパン。
このような人は他人の業種子を受け取ることがないから、他人から影響を受けることもないし、他人がどんなに自分の気持ちを話したとしても、受け止めてくれたと感じることがない。
また、このような人は、比較的自分の心が安定しているので、自分は何があっても大丈夫だと自惚れている。
でも、実際は我を強くして、まわりからの影響を受けないだけで、死によって肉体を失ったら、無防備になった魂は次から次へとまわりからの業種子からの影響を受け、阿頼耶識は怒りが吹き上がり、火の玉になる。
実際に無常を否定する人ほど、自分の思い通りにならないことがあると怒りを起こし、相手を否定する。
それは相手の業種子を受け取りたくないからだ。
でも、どんなに怒りを起こし、自分の中に入った業種子を吐き出したとしても、後生とは次から次へと業種子が入ってくる世界。
だから、阿頼耶識は火の玉になって、ボロボロの黒こげになる。どんな人にも後生はやってくる。
後生はどうなるか。それは今生の延長線。
今思い通りにならないことに対して怒りを起こす人は、後生は激しい無常の世界だから、怒りが消えることはない。真っ赤に燃える火の玉になるのである。

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