現実に気づくことも、また地獄ですね。

現実の世界と夢の中の世界。夢を見ている時は夢が夢だと気づかないから、それが現実だと思ってしまう。
考えてみたら現実の世界と夢の世界はどこが違うというのだろうか。
現実の世界を生きていても、現実をちゃんと見ておらず、思い通りになると思って生きていたら、それは現実の世界を生きていながら、自分の頭で想像している世界を生きているに過ぎない。すべてが自分の頭によって生み出された夢と何も変わらない。
現実は自分の頭で想像している世界とは違う。だから、自分の頭で想像していることと違うことが現実に起きる。
つまり、思い通りにならないことが起きる。
この思い通りにならないことが起きた時が、今まで見ていなかった現実を見た時。
この時、私たちは初めて生きたと言える。
多くの人は自分の頭で想像している世界を生きている。
その中、現実があることに気づき、現実を生きようとした時、この世界は誰も自分を見てくれない寂しい世界なんだと気づく。
現実に気づくことも、また地獄ですね。

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