無常の前ではもろくも崩れ去ってしまうだけなのに

私たちは自分の感情を外に出したくないから、思い通りにしたいと思う。それは自分の思い通りに物事が進むと自分は強い人間だという所に立っていることができる。みんな自分は強い人間だという所に立って強がっている。でも、無常の前では弱い自分の心が見えてくる。泣きたい、寂しい、助けて欲しい、心が出てきたならば、そんな心しかない。感情が出てきたら、人に助けてもらうしかない。人に頭を下げてでも、自分の感情を満たしてあげるしかない。感情を素直に出せる人は怖いものがない。それはどんな時も素直に感情を出したらいいと思えるからだ。でも、感情を出してはいけないと思っている人は自分の思い通りに物事が進まないと怖くなる。自分の思っている自分ではなくなってしまうのではないかと怖い。そんな自分のイメージしている自分なんて、無常の前ではもろくも崩れてしまうだけなのに。素直になれない人が悲しいです。

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