多くの人は時間があると欲に流れることしかしていない。
だから、人生というのは、いつも時間ができたら何をしようかと欲に流れることを考えながら、忙しく何かをして、時間ができたら欲に流れる。それだけで人生の大半が過ぎてゆく。
でも、どんなに欲に流れても、何か価値があることを生み出している訳でない。客観的に見たら、欲を満たすために生きることは、意味のない人生を送っているだけ。
それに気づかないのは、みんな人生に終わりがあることに気づかず、いつまでも生きておれると思っているから。
だから、どんなに欲に流れていても、また明日、また明日と思って毎日を過ごすことができる。
仏教という教えは、人は永遠に生きることはできない。人は必ず死ぬものだということを教える。
だから、仏教を聞き、死が待っていることが知らされるとだんだん欲に流れることができなくなる。
じゃあ、欲に流れることができなくなったら何をしたらいいのか?
それが無いから、欲に流れることができないと人生一気に暇になる。
時間を有意義に使いたいのに、何をしたらいいか分からず、ただ何となく時間を過ごすだけで一日、一週間、一カ月が過ぎてゆく。
時間を有意義にどうしたら使うことができるか。それが欲が少なくなってからの課題ですね。
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