人の悪口を言うことは恐ろしい。悪口とは、この人のこんな所が悪いから、この人はダメだということ。
そうやって、他人の悪口を言うと自分も他人から悪口を言われているのではないかと感じて不安になる。
完璧な人間なんてどこにもいない。人間どこか悪い所は必ずあるもの。でも、悪口を言うと、その自分の悪い所が気になって、自分はこんな悪い所があるからダメだと思うようになる。そして、自分の悪い所を見たくないから、“自分にも悪いところはあるがあの人はどうだ。こんな悪い所があるじゃないか”と相手を責める。
そうやって責めれば責めるほど、責めた言葉が自分に跳ね返り、じゃあ、お前はどうなんだ、そんな他人のことが言えるほど完璧な人間なのかと言われているように感じて、他人に非難されたくなくて、他人を避けるようになる。
他人に向けた思いは自分へと跳ね返る。この真理が分からない為に私たちは苦しみの連鎖を繰り返さなければならないのです。
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