大経の意
尊者阿難座よりたち 世尊の威光を瞻仰し 生希有心とおどろかし 未曾見とぞあやしみし
お釈迦様が今から大無量寿経を説こうとした時、そのお姿があまりにも清らかでキラキラと輝いていたので、お弟子の阿難がその場から立ち上がり、今日のお釈迦様は今まで説法をしている時とは違う希有な心を生じていますと驚き、こんなお釈迦様は今までに見たこともないと言われました。
ここで阿難がこのように言われたことによって、お釈迦様は今まで大無量寿経を説きたいと思っても、人々の心が育っておらずに説けなかった。だから、人々の心を導き、やっと大無量寿経まで説くことができて、本当に嬉しかった気持ちをここで表していると教えられています。
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