夢のまた夢

あの天下を取った秀吉は辞世の句に自分の一生のことを夢のまた夢と歌った。

人生が夢というのはどういうことか。それは今目の前にある現実はもう間違いのないもののように見えるし、苦しみはやっぱり苦しみだし、楽しみは楽しみ。でも、一度過ぎ去ってしまうと、今まであったことが単なる夢のように感じる。大人になってしまえば、子供時代というのは確かにあったけど、本当にあったのやら、なかったのやら分からない。まるで夢のように感じる。もちろん記憶の中にはあるのだが、その記憶も時が過ぎればハッキリとしなくなる。やっぱり人生というのは今しかないのだなと感じます。どんなに素晴らしい体験をしたとしても、過ぎ去ってしまえば、夢。秀吉のような人生を送ったとしても、すべては夢のように儚く消えてゆくものなんだなと思いました。

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