執着を断ち切れなくては苦しみから離れることはできない

執着とは、今まで使っていないものを捨てようとした時に起きる。この時、まだ使う、まだ使うと今まで使わなかったものを捨てられず、残していると、執着が起きた時、変わってしまった現実を受け入れることができず、いつまでも過去に執着して苦しむことになる。
私たちはいつまでも自分の思い描いた当たり前の日常が続くと思っている。
でも、その当たり前の日常が何かのことで変わってしまった時、その変化に対してもろい。
変わってしまったのに、いつまでも過去に執着し、何とかしたら変わる前の頃に戻れると思っている。
でも、一度変わってしまったものは、もう元には戻らない。
私たちにできること。それは変わってしまったという現実を受け入れて、これからを前を向いて生きてゆくこと。
その為に執着は断ち切らなくてはならない。思い通りにならないことはいつでもやってくる。大事なことは、如何に現実を受け入れ、前を向いて生きてゆくか。
たかが物、されど物。物に対する執着一つ断ち切れなくては、思い通りにならない現実とぶつかったとき、いつまでも苦しみ続けなければならないのである。

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