こんにちは上田です。
読んでくださり有難うございます。
親鸞聖人のお言葉に「地獄は一定すみかぞかし」というお言葉があります。
これはどんな御心を言われたのだろうか。
私たちは善悪を問題にする心がある。
善は素晴らしい、悪はみにくい。
だから、自分の中で悪はやらないように善はやるように努力している。
そうやって頑張っているといつしか、自分は少し善人になれたように思えます。
だって、こんなにも頑張ったのだから、当然、少しは悪が無くなっていないと
納得できないですよね。
でも、そんないい気持ちにひたっていると、縁がやってきて、
みにくい悪が吹き上がる。そうなると、自分にショックを受けます。
「自分は変わっていなかったんだ…」
そんな自分に落ち込みます。でも、そんな経験を何度もして、
自分の黒い部分をちゃんと受け止められた人は、
自分って、ホント人を傷つけてばかりだな~と認められるようになってくる。
その心は決して暗くない。明るさとすべてを受け止める心の広さがあります。
「地獄は一定すみかぞかし」この親鸞聖人のお言葉も
自分の現実をしっかりと受け止めた末のお言葉ではないかなって
思いました。
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