こんにちは上田です。
先日、読んでいた本でそうだなって思うところがあったので
紹介させて頂きます。
これは細川巌さんの書かれた「信は人に就く」の中の
一節です。
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人間は友達をもたなきゃダメなんだ。どうしてか。それは、人間に
なれないからです。人にはなるのです。人というのは知的な存在で
あって、働きをもった存在ですね。ホモサピエンスという人類に
属する人には生まれても、人間にはなれない。
間とは何か。間柄だ。人間関係、深い連帯。そういうつながりを
もってはじめて人間になる。だから人間が間というのを失ったら、
人になる。人というのは動物の一種である。動物というのは雌と
雄しかいない。友というのはいないですね。親子というのもない。
ある時期から離れてしまう。そういうのを動物関係という。
人間というのは違うんだ。たとえ親子であっても、それだけでは
動物関係、人間ではない。間柄、むすびつきが大切です。
本当の間柄というのは友ですよ。友としてのつながり。
友というのは友情。そういうのが最も強い、そして正しい間柄です。
友というのは利害関係を離れている。そして何らかの補償、
私はあなたを愛するから代わりにあなたも私を愛してくれ、
というようなものではない。無償の関係をもっているのが友なんだ。
友の喜びに私は一緒になって喜び、友の悲しみに一緒になって泣く。
そのような深いつながりがある。それがあってはじめて人間なのだ。
友がいなくてはならない。
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人生お金じゃないっていう人が多いけど、じゃあお金よりも何が
大事って聞かれるとなかなか答えられないものですよね。
でも、最近、思うんです。人間関係って、人生の中でお金以上に
とても大事な財産だなあって。
今までおろそかにしてきた分、これからは大事にしていきたいと
思います。
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