こんにちは上田です。
読んでくださり有難うございます。
中日新聞の幸福レシピのコラムを読んで心に
残ったところがありますので、紹介します。
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「勉強」って言わないで
何で言うの?考えよう
子どもに向かって言っても無駄であり、かえって有害な言葉いくつか
あります。その1つが「勉強しなさい」です。
先月、埼玉県川口市で中学三年の少女が父親を刺殺した事件がありました。
事件当初の新聞によれば、少女は犯行理由を「両親から勉強しろと言われ、うっとしいと
思っていた」と述べています。
「勉強しろ」と言うのは彼女の親だけではありません。その意味でこの事件は、
どこの家庭で起きてもおかしくない悲劇です。どうして親は「勉強しなさい」と言うので
しょう。
子どもに「何で?」と聞かれ、理路整然と答えられるでしょうか。この言葉は一方的かつ
威圧的です。しかも思想がありません。子どもにとってどう助けになるのかが見えないの
です。私は米国・カリフォルニア州にあるミルズ大の大学院で教育学を学びました。
そこで課せられた保育園実習で、私は子どもに発する言葉の1つ1つを徹底的に訓練され
ました。
例えば、赤いドレスでおめかしてきた2歳のエマちゃんに「まあ、かわいい」と言った時、
ミーティングで主任のジョーから指摘されました。「なぜそう言ったの?それはどんな
教育理論に基づくの?」と。
半年間、徹底的にトレーニングを受けた結果、私は子どもと話す時、自分の言葉がどんな
影響を与えるかを反射的に考えるようになりました。
結果、私は自分の子どもたちに「勉強しなさい」とは一度も言いませんでした。
言う意味を見いだせなかったからです。そして現在、大学院生と大学生になった子ども
たちは、それぞれ自分の好きな勉強を楽しんでいます。
だまされたと思って「勉強しなさい」の代わりに「勉強はいいから、一緒に遊ぼう」
と言ってみてください。
大自然の神秘に触れ、体をいっぱい動かし、夜は昔話や物語の世界で遊んでください。
時には子どもが一人でぼーっとする時間を与えてください。
心の健康が取り戻せたら、子どもはいつの間にか学び始めるでしょう。そもそも勉強は、
するなと言われてもしたくなる楽しいことなのですから。
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仏教に次のような教えがあります。
「信じているといっても、2つある。1つは、ただ知識として理解して信じていること。
もう1つは、なぜそうなるのか徹底的に追求して確信して信じていること。
仏教で信じているというのは後者の信じるということをいうのです。」
勉強一つについても、なぜ勉強しなければいけないか、徹底的に理解することが
大事なことだなって、この記事を読んで思いました。
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