他人の不幸を念じても自分が幸せになれる訳ではないのに

人間って自分が苦しんでいる時には自分のまわりの人たちにも苦しんでもらいたいと思うようになる。自分が苦しんでいるのに、まわりの人たちが幸せそうにしていると、恨みの心が起きる。なんであの人はあんなに好き勝手生きているのに、幸せそうにしているのだと、相手の足を引っ張り、苦しみの底に引きずり下ろしたいと思う。そういう人って、悪いことをした人は見捨てられて当然という思想を持っている。だから、自分も自分の感情を我慢して見捨てられないように生きているのに、自分の中では見捨てられて当然のことをしているのに、その相手が不幸にならずに幸せそうにしていると許せないという感情が起きてくる。でも、どんなに他人が不幸になったとしても、自分が幸せになる訳でない。悪い奴は不幸になるという自分の我が満たされるだけ。自分の心は不幸であることには変わらない。他人の不幸を念じるよりも、どうしたら自分が幸せになれるかを考えた方がずっと幸せなのに。

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