仏とはどんな存在だろうか。仏教とは常に仏を念じ、仏のようになりたいという心を起こすこと。仏は他人を責めることがない。たとえその人の為に自分が傷つくようなことがあったとしても、決して相手を憎むようなことはしない。それだけではなく、相手の幸せを念じて下さる。私たちは他人から傷つけられたならば、目には目、歯には歯と自分が受けた苦しみを受けた分だけ相手にそのまま返して苦しめようとする。そのくせ、自分が他人から受けた御恩はすぐに忘れる。でも、仏は他人から受けた御恩を決して忘れず、その御恩に報いようとする。わずかな布施を受けても、それを感謝する心を持つ人。それが仏。

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