人生は思い通りにならないくらいがちょうどいい。

執着が強くなるとまわりが見えなくなって自分のことしか考えられなくなる。

そうやって、自分のことしか考えられなくなると、思い通りにしたいという気持ちが強くなる。

思い通りにしたいというのは恐ろしい心。なぜなら思い通りにしたいと思えば思うほど、思い通りにならないときに、腹が立つし、まわりの人を邪魔だと思って責めるようになるから。

じゃあ、思い通りになったらどうかと言えば、思い通りになったら、なったで、ますます思い通りにしたいと思うようになり、まわりの人の存在を無視するようになる。

人生は思い通りにならないくらいがちょうどいい。なぜなら、思い通りにならない時に静かに立ち止まって人生を振り返ることができるから。

私たちは、もっと人生思い通りになったらいいと思いますが、そうやって執着が強くなることを思うと思い通りにならない人生もまた必要なんだなと思いました。