子供と接していて感じることですが、子供はいつも一緒に何かしようとせがんできます。
そんな時、子供の願いに対して、どれだけ叶えることができるか、それが子供の心の成長においてどれだけ大切なことなのかと感じています。
ついつい忙しいと子供が頼んできても、断って、子供を一人にさせてしまいがちですが、そうやって子供の願いを断り続けると、やがて子供は親に対して何かを頼んでくることが無くなります。
それは子供が成長したから、大人になったから、頼むことがなくなったのではなく、どうせ私が頼んでも嫌な顔をして断るだけだと思っているから、何も頼まなくなるのです。
そうやって、子供が頼むことが無くなると、確かに親としては子供から解放されて楽になったと思いますが、子供の心には、どうせ自分がお願いしても、嫌がられるだけなんだという先入観が刷り込まれ、人を信じることができない大人へと変えてしまうのです。
人間って自分が受けたものしか相手にすることはできないもの。
だから、小さい時に自分の願いを聞いてもらえなかった子供は、自分の感情も大事にできないし、他人の感情も大事にできない大人になってしまうのです。
だからこそ、子供の願いはどんなに忙しくても、付き合ってあげないといけないなと思うし、それができない親はやっぱり自分が小さい時に付き合ってもらえなかったからだと思うのです。
子供にどう接してゆくか。それによって子供の未来は大きく変わる。それはどれだけ金をかけたかではなく、どれだけ付き合ってあげたかが大事なんだなと思いました。
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