たとえ口に出さなかったとしても心で思ったことは自分へと跳ね返る

苦しみは自分の心によって生み出される。それは単純な真理。他人に向けた思いは鏡のように自分に跳ね返る。

この真理が分からない為に、私たちは自分に返ってくるとも知らずに、他人に対して酷いことを平気で思う。

でも、それはたとえ口に出していなかったとしても、心で思った思いは自分の基へと鏡のように跳ね返る。

でも、自分の基へと返ってきても、それが自分の思いが生みだしたものだと分からない為に、他人が自分のことを苦しめているように感じて、他人を恨む。このようにして、苦しみを受けると、その苦しみによって苦しみのタネを蒔く。そして、その報いによって更に苦しむ。

この真理が分かったならば、どんなに苦しい思いを受けたとしても、この苦しみは自分の過去起こした思いの結果なんだと思って、静かにこの苦しみを受けてゆこうと思うようになる。

確かに自分が苦しんでいるのは他人のせいかも知れない。

でも、それで他人を恨んだら、苦しむのは他人ではなく自分。そう思ったら、これ以上苦しみたくないから、他人を恨むのをやめる。

そして、難しいかも知れないけど、他人の幸せを念じるようになりたいなと思うようになるのです。

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