すべてのものは心に映し出された映像に過ぎない

私たちが生きている世界は現実の世界を心のスクリーンに映し出して見ている世界。
だから、目の前に見えているものは、現実には存在せず、心の中に映し出した映像に過ぎない。映像だから、この世界の中でどんなものを得たとしても、私の世界の中では現実には存在しない。
でも、私たちは心の中に映し出された映像に過ぎないものを現実に存在していると思い込んで、現実にあるものを手に入れたら幸せになれると思って執着している。
でも、これらのものは映像に過ぎないので、どんなものを手に入れたとしても、臨終には消えてしまう。しかも、持っていたという記憶さえも無くなってしまう。
この真理が本当に知らされたならば、現実の世界にとらわれて、必死になって手に入れようと思うこともなくなるし、まわりの人と比べてものがなかったとしても、それで惨めな思いになることもない。それは、すべては心に映し出される映像に過ぎないから。
だから、どんなものを手に入れても、私の世界の中では始めから存在しない。存在しないから失っても苦しむことのない。あっても良し、無くても良しのさわりのない世界に出ることができるのです。

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