お金=幸せではない

世の中みんなお金、お金、お金を求めて生きている。
確かにお金は生きてゆく為に必要なものだが、どんなにお金を手にしたとしても、それで幸せになれる訳じゃないんだなと感じます。
もちろんお金が無ければ、生きてゆくことができないので、生きてゆく為にはお金は必要なものだと思います。
でも、今、宝くじが当たって大金を手にしたとしても、それで飛び上がるように喜ぶことのできない自分がいます。
それは結局、お金=幸せではないからなんだと思います。
仏教の教えから言ったならば、どんなに大金を手にしたとしても、無駄なものを買って、そのものを粗末にしたら、たちまち心は不安に包まれ、まわりの人から自分がどう見られているか気になり、他人から馬鹿にされないように表面を取り繕い、自分を見失い、何の為に生きているか分からず、ただ上か下かを問題にして生きてゆくことになると思います。
多くのお金は自分を幸せにするどころか、どちらが上か、どちらが下かという不安を生み出します。
そういう意味では、生きてゆくために必要なお金のある今の方が、必要なものしか買えないので、物を粗末にすることができず、幸せなのかも知れないなと感じます。
幸せとは心で感じるもの。そして、心は今自分の現実の世界をどう生きるかによって、今の心が生み出される。私は多くのものに囲まれるよりも、自分にやってきたものを大事にする生き方をしていきたい。
それが自分の心を穏やかで不安のない心にしてゆくから。

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