お金はある方が幸せか、ない方が幸せか

お金はあった方が幸せか、それともない方が幸せか?
多くの人は、お金はあった方が幸せだと思っている。でも、仏教では、どんなにお金がたくさんあっても、お金がない時よりも苦しみは大きくなると教えられる。
それはお金があると、何でも買えるようになるから。だから、ちょっと欲しいだけで買ってしまう。それで買ったものは、私にとって本当に必要なものではないから、大事にしない。粗末に扱うようになる。
この粗末に扱うことが自分の心にとって良くない。私たちは自分が買ったものには、我がつく。その我のついたものを粗末に扱ったならば、自分がまわりの人から粗末に扱われているような気がして、自分がまわりからどう見られるかばかりが気になって、馬鹿にされないように表面を取り繕うようになる。
でも、どんなに頑張ってまわりの人から認められたとしても、自分の心の中では、馬鹿にされているのではないか、見捨てられるのではないかという不安が消えない。
結局、お金を得たことによって心の中はいつも不安な生活を送らなければならなくなる。
お金はないからこそ、今あるものを大事にする。大事にするからこそ、まわりの人も大事にするようになり、結果的に人から愛されるようになる。
結局、幸せはお金の大小ではなく、今あるもの、人を如何に大事にできるかで決まる。
お金があっても、大事にできる人は、幸せだし、お金がなくても、粗末にしている人は、苦しんでいる。
幸せになる為にも、物も人も大事にできるような人になりたいものです。

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