苦しんでいる人は他人のせいで苦しんでいると思っている

苦しみは自分の心から生み出される。中でも一番苦しむのは、自分の苦しみの原因を他人のせいにすること。
この場合、他人のせいにして、他人を恨んだとしても、自分の感情を相手が受け止めてくれる訳ではない。
確かに苦しみを他人のせいにすると、その時は心が楽になったように感じるが、どんなに他人のせいにしても、現実は何も変わらないから、変わらない現実を目の当たりにした時に、自分の無力さが知らされて余計苦しくなる。
苦しんでいる人は自分は変わらずにまわりに変わって欲しいと願う。願うというよりも苦しいから早く世界が変わって欲しい、そうなれば楽になれるのにと思う。
しかし、世界を否定しても、世界は変わることはない。たとえまわりの人が気を遣って、自分の望むように動いてくれたとしても、苦しみは自分の心から生み出されるから、苦しみは何も変わらない。苦しみは誰が悪い訳でもない。すべて自分の心に原因があると認めて、苦しい気持ちを誰かに吐き出して認めてもらわなければ、苦しみがなくなることはない。
なぜ苦しい人はその苦しみを他人のせいにするか分からないが、苦しんでいる人ほど、他人のせいで苦しんでいると思っている人なんだなと思いました。

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