自分の中に鬼がいる

私たちは念じたものに自分の心が染まってゆく。仏をはじめとする念じたならば、自分のこころは仏について染まってゆくし、鬼を念じたならば、自分の心は鬼に染まってはゆく。

お母さんのことが嫌いな人があんな人間どこかにはなりたくない、と思っていると、あんな人間のことばかり念じているので、あんな人間になってしまう。

どうせ思い浮かべるならば、こんな人間になりたいと思うような素晴らしい人間をはじめとする思い浮かべたい。

それが仏。でも、私たちはいいものを思い浮かべると自分のみ悪い所が見える。

自分の中に鬼がいる人は、自分の中に悪が見えると、鬼がその悪を責めて、こんな悪い人間は存在したいならば、してはならないように感じる。

だから、私たちは自分が善人だと思いたいから、自分の悪は見れないし、自分を正しい所に置くために、他人の悪い所ばかり見てしまう。

その為、自分も悪に染まってゆく。

まず、自分の中の悪を認められなければ、善いものも心で思い浮かべることもできないのだなと思いました。

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