真実が知らされるとは

真実が知らされると今まで楽しかったものが楽しくなくなり、今までこれは価値があると思って大事にしてきたものがどうでもよくなる。こうなると人生って虚しいなと感じるようになる。こんなことなら、仏教を聞かない方が幸せだったなのかも知れないと思うこともある。でも、真実を知ることによって知らされることは、自分が死を宣告された時に知らされる真実でもある。結局、みんな自分が死ぬなんて全く考えることなく生きている。だから、死を目の前にしたら、何の意味もないものの為に命をかけ、人生をかけてまで手に入れようとしている。価値のないものの為に命までかけた人生ほど後悔するものはない。そういう意味では、すべては虚しくなったとしても、真実が知らされることは幸せなことだと思える。すべてが虚しくなるのは、仏教が悪い訳ではなく、今までの人生が間違った人生を生きてきただけ。これから残りの人生を本当に価値のあることの為に使ってゆけばいいこと。真実が知らされることは苦しいことだが、本当に悔いなき人生を生きる為に必要なことなんだなと思いました。