相手に向けた感情は跳ね返る

心で思ったことが跳ね返る。自覚はなくても、相手に向けられた刃は、世界を通して自分へと返ってくる。責めたら責められているように感じて不安になるし、苦しいからと言って相手を見捨てたら、相手から見捨てられるように感じて悲しくなる。結局、相手が私に対して何かしてくる訳ではない。何もなかったとしても、自分が世界を見て自分の存在を否定されているように感じて苦しむのだ。苦しい時は人を恨むのではなく、自分の心に目を向けて、相手の姿は自分の姿なんだと思うことが大切。そうしたら、自分も相手に対してこんな心を起こしてきたのかと反省して、もう二度とこんな心は起こしたくないと思うようになる。これが因果の道理を信じるということなのです。

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