深心

幸せになる為に次に大事なこと。仏教では、それを深心と言われる。深心とは何か?深心と深く信じること。信じるとは知らされること。
だから、深心とは、あることについて深く深く知らされること。
では、何を深く知らされるか?
それは人間とは何か?自分とは何か?それはどこどこまでも愛欲の塊であることを深く知らされること。
愛欲の塊であると知らされる為には、愛欲を離れて、相手に愛情を注いでゆくこと。人間は認めてもらいたいの塊。だから、まず相手の愛欲を満たしてあげること。そうやって、愛欲を満たしてあげようとすると、自分のことしか考えない自分が見えてくる。他人のことよりもまず自分。自分の存在を無視しないで欲しい。自分を認められたい。自分を愛して欲しいという心が見えてくる。
だから、自分の中で、自分の愛欲を無視できなくなる。つくづく自分は愛欲の塊だと知らされる。だから、自分の人生の中で愛欲の占める大きさが大きくなる。ああ、自分は愛欲が満たしたくて生きているのだと知らされる。この愛欲から醜い感情や汚い感情が起きてくる。だから、自分はこの愛欲を無視して生きてゆくことはできないと知らされる。だから、愛欲を満たすためにプライドを捨てるようになる。自分のことを見て欲しいと心から思うようになる。このように愛欲を大事にしてゆくようになると、心は幸せになる。そして、自分も愛欲があるように他人にも愛欲があると知らされる。だから、相手の愛欲も満たしてあげたいと思うようになる。これが深心。幸せの二段階目。

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